野原貴子公式サイト

2015.4.28 | カテゴリ:ブログ

怒りを抱きしめる

ハグ 子供

皆さん、おはようございます。沖縄の心理薬剤師の野原貴子です。^^
先週は、私の喜びを満たした中身の濃い1週間でした。^^
 
 
3日間ホテルに缶詰状態で学生時代を彷彿させるかのような、電子や回路や生物学やら。。^^;
記憶の遠い彼方の薬科大学時代に見た覚えがあるぞ〜、とここまでは思い出せますがその後は..???
どうも私の脳回路はだいぶ錆び付いている様です。。^^;
 
 
ホテルに缶詰状態と先に言いましたが、そのホテルというのが一流ホテルで海外の方達も多く目につきました。
ホテルスタッフも外国の方も多くいて日頃沖縄で外国人を多く目にする私でもちょっと驚く程の外国人率でした。
 
 
そんな中朝食のビュッフェで、ヨーロピアンな雰囲気のとても素敵なジェントルマンが居まして(お客様)、私が目の保養とばかりに彼を覗き見していたんです。(お行儀悪いですね)。
彼の席はたくさんある席のちょうど真ん中あたりに位置していて案内される人やエスコートするホテル側の人も彼が素敵に朝食をされる横をひっきりなしに通ります。
 
 
私はなんだか嫌な予感がしてドキドキしながら彼と横を通る人達の姿を見ていました。
とうとうその時は来たのです!
彼が優雅に(あくまでも私感)朝食をとっていたテーブルクロスが横を通り過ぎる恰幅のいいラテン系のおばさまの
見事なお尻に持っていかれたのです。
 
 
あ〜〜!思わず声を出す私。(関係ないけど。。)
なんと、ラテンのおばさまはお尻に感触がなかったのかそのまま何事も無かったように去っていかれる。。
私はもうドキドキが止まらずフォークとナイフを握りしめたまま、彼を凝視。。
彼は無言で自分の服にかかった牛乳らしき白い液体を拭いている。
 
 
彼がフリーズして凝視している私に気づき、なんと華麗なる(?)ウインクをしたのです!
なんなんだ、この余裕。。笑えるんだ、こんなことされて。。関係の無い私が怒ってるのに。。
なんとゆうジェントルマン魂!(こんなのがあるか知りませんが。。)
私はあんぐり開けた口を閉めるのも忘れ彼を見ているとホテルスタッフが気づいて席を移動させようとしている。
 
 
「違う、違う、その方がこぼしたんじゃない!と叫びたい衝動に駆られる私を尻目にかのジェントルマンはそのスタッフにさえ笑顔でお礼を言っているではないか。。」
思わず「惚れてまうやろ〜!」と叫んでいました。(心の中で)
 
 
席を移動する時に私の横を通り過ぎる彼が何やら私に言っていたが、私は只えへら笑いを浮かべるだけで返す言葉も見つからず素敵なお顔を見つめるだけ。
 
 
なんという優雅さ、心に余裕のある人間はその所作だけで人を魅了するのね。。
私もそのような人間になりたいと思った時に、かのティクナット・ハン禅師の『怒りを抱きしめる』という言葉を
思い出しました。
 
 
3日間の間に講義よりも一番心に入った出来事でした。
講義の勉強より、帰ったらマインドフルネスとドイツ語(きっと彼が話していたのはドイツ語だと思うので)
を勉強しようと心に誓った私なのです。^^;
 
 
今日も一日、笑顔でマインドフルに。。^^

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