野原貴子公式サイト

2017.1.12 | カテゴリ:ブログ

私は私の為に生きる

おはようございます。
 
沖縄の心理楽剤師・野原貴子です。
 
トックリ木綿
 
 
先日受け持っている患者さんに詩を紹介しました。
この詩は、私が5年前に出会って私自身の心が救われた詩です。
今日はその詩をご紹介しますね。
 
 
ご存知の方も多いかと思いますが、
『ゲシュタルトの祈り』という詩です。
 
『ゲシュタルトの祈り』〜フレデリック・S・パールズ
 
私は私の為に生きる。貴方は貴方の為に生きる。
 
私は何も貴方の期待に応える為に、この世に生きているわけじゃない。
 
そして、貴方も私の期待に応える為に、この世にいるわけじゃない。
 
私は私。貴方は貴方。
 
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
 
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
 
 
この詩を詠った「フレデリック・S・パールズ」氏が何を言いたかったかは、
私には解りませんし解説も出来ませんが、私はこの詩に出会った瞬間、
涙が止まりませんでした。
 
 
当時の私を今振り返ってみると、
「誰かの為に生きることこそ生きる価値がある」
というような呪いにかかっていたな〜、と思い出されます。
 
 
「私は期待に応えるべきである」、と疑いもなく信じていました。
その信念は私を苦しめ、生きるって辛いことなんだ。。。と思っていました。
 
 
そう思っていた私に最初の1行目が目に飛び込んできました。
『私は私の為に生きる。貴方は貴方の為に生きる。』
 
えーー!? 私は私の為に生きていいの??
貴方の為じゃなく私のために??
 
目から鱗でした。^^;
その1行で安心して、涙、涙でしたね。^^
 
 
この詩を紹介した患者さんは昔の私に似てると感じました。
なので、この詩を見せて詠んでもらいました。
私のときと同じリアクションでした。
自分自身に許可が出せた瞬間です。
 
 
貴方は、自分の為に生きてますか?

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